
「みそろぎ」とは、この展覧会のために作られた造語です。
英語のミソロジー(神話学)をひらがなにしました。
神話だけでなく、民話、伝承、想像から生まれた、
人々の暮らしに寄り添う異次元の存在を追いたいと思っています。
郷土人形と現代作家、海外作家、約50名によるコラボレーションをお楽しみ下さい。
2015年2月4日(水) ~ 2月10日(火)
午前9時~午後9時(最終日は午後4時閉場)
入場無料
会場 丸善・丸の内本店4Fギャラリー
千代田区丸の内1-6-4 丸の内オアゾ内
TEL 03-5288-8881(代表)
※出品作家・内容が一部変更になる場合があります。
1942年 山口県下関生まれ
同志社大学中退
イラストレーターを経て、1980年頃から冗談で始めた木彫で立体の世界へ。冗談で始めた冗談っぽい彫刻ということで「冗談彫刻」と自称。各種出版物、TVコマーシャル等に発表。個展、グループ展多数。現在はオブジェ・人形作家・画家として、長野県東御市で活動中。
1964年 福岡県北九州市門司出身
1980-87年
福岡・大阪にて音楽パフォーマンス等の活動を精力的にこなす。
大阪学院大学卒業後、愛知県窯業高等技術専門学校を経て、愛知県・瀬戸市にて作陶開始。全国各地にて個展開催及び展示会に参加。
近年の個展
アートフェア東京2013(おとまつ画廊)、ギャラリー顕美子(名古屋)、井筒屋ギャラリー(福岡県・小倉市)、JR三越伊勢丹 アート解放区(大阪)、銀座三越・美術ギャラリー(東京)、軽井沢ニューアートミュージアム(長野)など
1982年 京都府生まれ
皇學館大学文学部神道学科卒業。
2009年 アールリベ人形学院にて三上りあんに師事する。
グループ展
2011年 創作人形コンクールMIDOW展
2012年 ギャラリーぶんかとう
2013年 創作人形コンクールMIDOW展
受賞歴
2014年 チーム・コヤーラ創作人形公募展
羽関チエコ賞
1935年 高松市生まれ
「奉公さん」の制作者として香川県の文化功労者となった宮内ふさの孫。
二代目の叔母の後、三代目としてお店に出させて頂くようになって、20年になります。
1948年 兵庫生まれ
デザイン会社勤務のち、アパレル会社勤務。
1977年 エコール・ド・シモン入学
以後、人形を作り続ける。
個展、グループ展 多数
1971年 東京生まれ
山吉由利子、宮崎優人 に人形制作を 青の羊 にぬいぐるみ制作を学ぶ。
個展
2003年「 うきわ 」ギャラリー古桑庵
2004年 「まくら」 NONC PLATZ
2006年「影山多栄子人形展」NONC PLATZ
2013年 個展「 triste 」乙女屋 ほか
企画展、グループ展など多数
1963年 東京生まれ
多摩美術大学で洋画を学ぶ。
学生の頃より人形制作を始める。
1999年 新世紀人形展入賞により人形作品の発表の場を得て以来、個展開催、グループ展参加多数
2000年より住居を長野県に移し、自然の豊かな環境で制作をしています。
1956年 和歌山県生まれ
1977 京都嵯峨美術短期大学洋画科卒業
1985 第一回人形展入選
1996 デミ・ムーア収蔵3点
2008 大阪女学院モニュメント「聖家族」製作
2009 ドール・アート・in ドバイ
2010 「Art of the Dolls」(モスクワ)
2010 TOBEオーベルジュリゾートホテル(愛媛 松山)
2011 MIDOW展人形コンクール 招待展示
2012 「Doll and Actor」展(モスクワ ベリャエヴォギャラリー)
全国各地にて個展グループ展 多数
1965年 宮城県生まれ
伝統こけし(弥治郎系)を作っている夫(吉紀)と結婚後、伝統こけしの制作を始め、
27年目。
伝統こけしを作る傍ら、1月から3月は木地雛を制作。本展では生地雛のみを出品。
自身の工房や各地での展示会で実演販売。
1944年 岩手県生まれ
昭和39年から父の元で張り子製作を始める。
昭和48年にさわはん工房として独立、現在に至る。
・物産展等出展(30年以上)
東京日本橋高島屋、大阪難波高島屋など
多数
・海外での展示
アメリカ、マサチューセッツ州アマースト
ロシア、ウラジオストク ビエンナーレ
韓国ソウル市工芸館
1969年 静岡県生まれ
1990 多摩美術大学グラフィックデザイン科卒業 88年末より独学で人形制作
個展、グループ展多数
2001年末より、伝統人形の原形制作を始める。
現在は三月、五月の節句人形や干支人形など、伝統人形の原形を中心に制作を続けている。
1949年 神奈川県生まれ
1986年 第2回人形たち展 招待出品(プランタン銀座)
1989年 個展 同 ’90,’93,’00,’02,’04
1996年 「グリム童話の主人公達」ブロンズ像制作 (栃木/グリムの森公園)
1998年 京・舞妓人形展 出品(大丸・心斎橋他)
2003年 安達忠良・高橋操二人展(晩紅舎) 同 ’06,’08,’11,’13
2004年 ドール・ファンタジア 招待出品
2008年 アーツJクラフツ展招待出品(彫刻の森美術館)
2009年 ドール・アート展 IN DUBAI 出品
2012年 IN DOLLS 展 出品(スペイン)
2012年 DOLL EXPO 2012 招待出品
2013年 創作人形展〜それからの人形たち〜
(NHKふれあいギャラリー)
1980年 神奈川県生まれ
いろいろな身近な素材でいきもののようななにかを作っています。
出展予定
4月15日〜21日 高橋野枝個展「ここにもいる」高島屋大阪店
4月29日〜5月5日 FANTANIMA! 丸善丸ノ内本店 など
1992年に岩絵の具を使い始める。
1998年に「第三文明展」初入選してから、日本画を描き続けている。
2002年に球体関節人形を山吉由利子に師事。2003年より個展、グループ展、海外展にも多数参加。
人形だけではなく、ぬいぐるみや粘土人形、鉛筆画でも個性を発揮している。
1941年 千葉県生まれ
芝原人形四代作者
郷土人形を収集していたことがきっかけで、出身地の芝原人形を継ぐ。全国の古人形、民具に造詣が深く、展示企画や講義多数。
「お人形 OF JAPAN」 企画
江戸の古人形展 企画(松濤美術館)
芝原人形開窯135年記念展(茂原美術館)
著書
『江戸からおもちゃがやってきた』
『東北の伝承切り紙』
1952年 千葉県生まれ
岐阜県多治見市陶磁器意匠研究所にて修業後、前畑陶器(株)デザイン室、大和陶器(株)商品開発室にて仕事。後、千葉県へ移住、築窯。夫の千葉惣次とともに人形制作を始める。年に1〜2回人形展。
それとは別にみ太郎窯として個展。関東を中心にギャラリー、デパート、海外はバンクーバーになどに出展。
40年以上ものづくりに携わっている。
福岡県生まれ
博多には江戸時代中期に張子が入ってきたといわれ、中尾家は明治時代から続く博多張子の製造元で、英樹氏は4代目。
八女の手漉き和紙を使い、ラメを使った力強い印象が特徴的。
起き上がり達磨は福岡県知事指定特産伝統工芸品
1937年 熊本県生まれ
学校卒業後、父武二(先代)の元で修行。
昭和49年 父死去に伴い七代目当主となる。
昭和53年 熊本県ふるさと顕彰受賞
昭和54年 熊本県伝統工芸品指定
平成17年 伝統的工芸品産業功労褒賞受賞
その間、木の葉猿手法による十二支製作開始(昭和61年より)
東京生まれ
林美登利にサーニット粘土による制作指導を受ける。
2010年 デザインフェスタ出展、人形制作を始める。
2014年 チームコヤーラ創作人形公募展入選
妖怪や日本的作品を主に制作。
1975年 東京都出身
1995 メキシコ居住、2001 中南米放浪
帰国後、近年まで個展、グループ展多数
2009 Dubai Doll Art /Festival City Center,Dubai,UAE
2010 第1回 Art of the Doll /Moscow Ruusia
2011 長岡哲生のフレンズ展/島根県松江市 一畑百貨店
2012 第三回世界創作人形展 /丸善 丸の内本展ギャラリー
吉村作治の古代七つの文明展 – 協力
/岡山市立オリエント美術館
IN DOLLS – 出品/Costa Brava Espana
UDAA FESTIVAL /エカテリンブルグ, Russia
2013 高橋操企画人形展 人形日和 2013 /積雲画廊
FANTANIMA! /丸善 丸の内本展ギャラリー
コヤーラ主催創作人形展 それからの人形たち
OMNI DOLL EVENT – 出品/CANCUN MEXICO
2014 COLOR ROOM – 個展/ストライプハウスギャラリー
1966年 東京生まれ
8年前に羊毛フェルトに出会い、独学で動物を作ってきました。2013年に羊毛倉庫先生の羊毛人形に出会い、人形の魅力を知り創作しています。
1936年 長野県上田市生まれ
父、兄が画家だった環境も影響して子供時代から絵筆や彫刻に親しんだ。中学卒業後、木工を習い始める。中央大学経済学部卒業、東京でサラリーマン生活を送った後、昭和51年、父の実家である中山道奈良井宿で手作りの店を開く。からくり玩具をはじめ、土人形、土鈴、木版、切り絵の葉書などオリジナル作品を制作し販売。土鈴は二回、年賀切手の図案に採用された(ねずみ年、巳年)。
石川県生まれ、金沢美術工芸大学彫刻科卒業、屋外造形、モニユメント 、彫刻等の
企画業務に拠わり、1994退社、セツ・モードセミナー入学、イラストレーター。
1999より立体作品による展示をしています。
素材のかたちを楽しむ「自由な工作」の手法で遊ぶ、ちいさき彫刻を制作中。
兵庫県生まれ
怪獣から神様まで、他人から見るとストライクゾーンの幅が広すぎてとりとめがないようです。
しかしそれらをつなげるのが自分というキャラクター。いずれ、怪しきも 神々しきもひとつになった作品づくりを目指しています。
◎デザイン会社時代 男児玩具の 初期SDガンダムに企画デザインのメンバーとして参加。退社後 漫画家業のかたわら戦隊ものなどの映像作品でクリーチャーデザインも手がける。
2000年頃より立体造形を始め、2009年日本招き猫大賞 受賞。
現在は造形作家として化け猫を作り続けている。
1988年 埼玉県生まれ
独特なフォルム「ねこども」を粘土、陶、木、平面などで表現。「ねこども」とは;
「私よりも自然に近く、その1つとして溶け込む、純粋な姿たち。
美しさよりも、心地よさ、可愛らしさとして新しく見えてきた形たち。それが小さな子どもと猫の姿であり、それらは外見から、内面から、全てが新しい発見の塊でした。その姿に、生き方に、目を向け手を動かし、いくつもの新たな形を生み出してきました。」
(Gallery UGウェブサイトより抜粋)
2011, 2012, 2013
ART TAIPEI2011 (World Trade Center・台北)出品
2012
TOUNG ART TAIPEI 2012 (Sheraton Hotel・台北)
ART ASIA Korea2012(SEOUL COEX・ソウル)
2013
個展(gallery UG・馬喰町)
1988~95 人形劇団ひとみ座所属。 退団後造形作家として活動開始。
1999 六本木ストライプハウス美術館における 新世紀人形展 にて「ku in ka」公演。人形、美術担当。(操演 黒谷都)。
この公演以降、六本木ストライプハウスギャラリーにて、約各年で、個展と「ku in ka」公演(操演 黒谷 都)。
他、調布市せんがわ劇場人形演劇劇祭にて 美術担当。
又、GERIE Malle、ビリケンギャラリー、ロシアでのグループ展参加。
2013年11月 六本木ストライプハウススペースにて「ku in ka」公演 『白比丘尼』。人形、オブジェ、衣装担当。(操演 黒谷 都)。
2014年9月 六本木ストライプハウススペースにて個展「ブレネリノ図」。
1947年 島根県生まれ
1989年〜2014年 個展、企画展多数
2006年 ポーラ化粧品カレンダーに起用
2009年 「木造校舎の子供たち展」
パラミタミュージアム(三重)
2013年 「昭和の元気な子どもたち」
京都美術館「えき」
1953年 兵庫県生まれ
多摩美術大学大学院絵画科修了
1981年 初個展以降、個展、グループ展
国内外で多数
ニューヨーク、奈良、そして現在は名古屋を拠点に布人形と陶の作品づくりに取り組んでいいます。精神の静かな世界を讃える布人形は欧米で大変高く評価されました。帰国してから取り組んでいる陶人形もコンセプトは変わりません。陶芸家の工房に一週間ほど泊まり込んで集中的に製作するそうです。本展では陶人形のみの出品となります。なかには設備も手間もかかり現代では稀である「登り窯」で製作された作品もあります。
キャラクターデザイン、プロデュース、立体造形等を手がける村井芳典・福枝夫妻のクリエーターユニット。ウサギやネコの動物ドール「Romantickle Jungle」など、オリジナルドールも多数展開。
1999年にユニット名「プーヤン トイズ」、2005年に「ユニバーサルプーヤン」に改名し活動中。バンダイのファッションドール「桜奈」 を素体から開発、プロデュース。 三菱自動車、エプソン、ピーチジョンなど、企業コラボを手がける。2011年、 「Here Comes the Maid」(チハヤ・カミヨ・くらり)の素体を新規開発、発売。
2013 「ART OF THE DOLLS」、「Hello Teddy!」(ロシア)に出展。「クレイジー部門・第1位」受賞。
2014 「AVANT☆GALZ展「FANTANIMA! 2014!」丸善・丸の内本店ギャラリーに出展。
1963年 東京都生まれ
大学では絵画(洋画)を専攻。美術教師、博物館勤務などを経て、自分の「ふるさと」である東京、隅田川の沿岸で栄えた今戸焼、今戸人形に関心を持つようにな。江戸伝来の今戸人形が昭和19年に途絶えてしまったことを知り、製作の道に入る。その今戸人形を東京の土を原材料として再現させることを目標に、古い伝世品や遺跡からの出土品を参考にして作られています。粘土は隅田川沿岸の工事現場の土から自ら精製したものを使っています。
日本人形玩具学会会員
東京都北区伝統工芸保存会会員
1975年 創形美術学校(造形科)中退。
1977年 フリーで博物館、遊園地、ディスプレイなど造型関係の仕事に入る。
1982年 クレヴォーグ第1回創作人形コンクールで次席。
1984年 第1回日本オブジェ展入選。
1990年 美術造形工房・有限会社オッドアイを設立。
個展・グループ展参加多数
2004年 球体関節人形展(東京都現代美術館)
2008年 アートフェア東京
愛媛県生まれ
多摩美術大学絵画科油画専攻卒。
1999年からブランド名「Korisu Factory」として活動を開始。主にドールドレスアーティストとして、イベントや展覧会、雑誌等で発表してきました。
ぬいぐるみ、キモノ小物、アクセサリー等のイベントや展覧会にも多数参加。昨年からはアーティスト名「コリスミカ」としても活動中。
*プロダクト(ファッションドール)
2002年「momoko ver・02KF」※KorisuFactory バージョン
((株)ペットワークス ドール事業部)
2012年 『クリエイターレーベル ミカ(Korisu Factory)+みつばち@BabyBee コラボ ビョル “パラディ”』
(株式会社 グルーブ)
1982年 東京生まれ
女子美術大学 絵画学科日本画専攻卒業
2006年 みなとみらいギャラリー(横浜)にて日本画5人展「流露」
(以降2008年まで同会場、09年、10年までGALLERY IZU(銀座)にて開催)
2008頃よりエキグチクニオ氏のペーパークラフトの本にて作品制作スタッフとして携わる
2011 「和のモビール」を誠文堂新光社より出版
2013 「七十二候の切り紙」、2014 「かさねて楽しむ万華鏡切り紙」を同社から出版
1978年生まれ エストニア、タリン在住
骨董品と骨董玩具を収集しているうちに、人形を作るようになってしまいました。
小さなベアのぬいぐるみを主に作っていますが、あらゆる素材を使って形を作ることを楽しんでいます。
モスクワに生まれ育つ。
父は画家の影響から、教育大学で絵画を専攻しました。1996年よりロシア国際芸術家組合の会員となる。
テキスタイルデザイン、染織をてがけ布地への着彩を得意とする。現在はテディベア作家として活躍、日本でもFANTANIMA!に毎回出品。本展に出品の板絵は、古い機織り機のシャトルに彩色を施したもの。シャトルについている毛糸は、作家の祖母により40年前に撚られた羊毛の毛糸。
silk http://vlasoart.com/page-20.html
wool http://vlasoart.com/page-19.html
1970年 モスクワ生まれ
初めて彫刻をしたのは十代のとき。松の木を掘ってみました。
現在は木彫の人形、オブジェ、木のアクセサリー、タリズマンなどを制作します。作品には本人の想像上のものを含め様々な生き物を描きます。種類の違う木材を組み合わせることも好み、さらには、縄の結び目、ヒビ、虫食いの跡も作品のアクセントに利用することもあります。
作品は生命を得ると信じていて、制作の最後の段階で自分の息を吹きかけます。そして、その作品の物語を創作したりもします。
1958年 ロシア、エカテリンブルグ生まれ
ウラル州立美術建築アカデミーを卒業。
プロのグラフィックデザイナーとして仕事をする傍ら、布の人形作りを始めました。今はエカテリンブルグ人形劇場の他、人形劇のための美術・ディレクションも手がけています。
2003年にウラル人形作家協会を設立、会長を務めています。
本展の作品は、自然を象徴する古代の文字をあしらったオリジナルデザインです。文字の表す自然は作品タイトルになっています。
1973年 ロシア、エカテリンブルグ生まれ
大学で生物学を専攻、生物学の学位を持っています。2008年より人形制作を開始。
布、紙や綿を素材の上から彩色する方法を好み、人形や動物を作っています。
ロシア オムスク出身
教育大学で美術とデザインを専攻。
お嬢さんを出産してから、お嬢さんのために人形を作り始めました。子供を守る守護天使の人形が多くつくります。古い質感を持ち味にした作品にはすべて、羽がついています。羽をもった人形が、幸せを運んでくるように。
現在はモスクワに在住、作品を発表しています。
1983年 ロシア、ノヴォモスコヴスク生まれ
美術学校卒業後、トゥラ州立大学で衣装デザインを専攻。
子供の頃から絵を描くのが好きで、2013年に自身のブランド「Dom na Kolesah」(車輪の家)を立ち上げ、絵と人形、ポストカードを販売するようになりました。
人形は布で制作、着彩はアクリル塗料や布用塗料を使います。人形は自分の経験や読んだ本、創作や思い出からイメージを起こしています。怖そうだけど、この人形たちは怖くないですよ。話しかけてあげてくださいね。
1987年 ラトヴィア生まれ
ラトヴィア・マクスラスアカデミーで美術を学ぶ。
ダークなイメージで愛嬌のある不思議ないきものを主に制作。
1976年 モスクワ生まれ モスクワ大学卒業
現在ラトヴィアに居住
染色をほどこさないウールのみを使って、人形やアクセサリーを製作しています。
鏡面の顔をもつ人形は、沼地の妖精だそうです。
1985年 ラトヴィア生まれ
木を素材にするデザイナーで、バルト海の出土品をアイデアを得た木の人形やブローチを製作しています。
1987年 ラトヴィア ダウガフビルス生まれ
ダウガフビルス大学卒業
陶を素材に、架空の生き物の形をした笛を制作している。宇宙人のようなキャラクターが愛らしい。
モスクワ在住のゼルゲイは革工芸作家として20年のキャリアをもつ傍ら、作家、ミュージシャンとしても活動しています。
本展に出品する革の家のアクセサリーは、ロシア伝統のスタイルではなく、エストニアやラトヴィアのバルティックスタイルに基づく創作です。
窓辺のアクセサリーとして、バルト海の海辺の家に思いを馳せてみてはいかがでしょうか。
19世紀前半からロシア西端のカルガ・オブラストの地方の窯元に端を発する玩具で、1929年にはソビエト連邦政府の施策でクルドネヴォ・ドミニクスキー地区の130世帯のうち、76の家族が陶業を営んだほど栄えました。
男性は家事と営業、女性は家で陶器の玩具を製作しました。この土地の土は焼成すると繊細なピンク色に仕上がり、そこに縞模様や赤、ピンク、緑などのシンプルな模様で仕上げるのがこの玩具の特徴です。今では効率と収益をあげるため企業による工場生産に移行し、個人の窯元は減少し、趣味としての需要に対応するようになっています。
本展でご紹介するのは、祖母から伝来の技術を受け継いだヴィクター・トリフォノヴとサシャ・ザボロスキクによる作品です。
ロシア、ウラル山脈の西側にあるキーロフ州、ディムコヴォ村で16世紀以来作られ続けている土人形。素朴な造形と、鮮やかな色彩、愛らしさと現在にも通じるデザインセンスで、今も人々のあいだで人気があります。ヴャトカ人形とも呼ばれています。
コストロマはモスクワの北東400kmほどにある町の名前です。コストロマの土笛はロシアでも非常に古い歴史を持つもので、日本の縄文土偶にも通じるような素朴さがあります。そのなかでも今回紹介するのはパヴェル・イワノフという名人が制作した笛で、土の色と、トウヒを使った釉薬の色が特徴的で、ロシアにいてもなかなか手に入らないそうです。
マトリョーシカは、多くの人が知るように日本の入れ子構造の人形「七福神」にヒントを得て、生産されるようになったと言われており、ロシア各地でそれぞれの特徴を持ったマトリョーシカが生産されています。
本展でご紹介するのはニジニー・ノヴゴロドのセミオノフのマトリョーシカ。セミオノフは木のスプーンを作る木工の町として栄え、有名な「ホフロマ」の工場もあります。工場で働くののは主に女性。ジャガイモのでんぷんからとった塗料を使い、すべて手描きで最後にラッカーをかけて仕上げます。
図柄は時とともに新しくなり、にわとりのマトリョーシカは、最近のデザインです。
ロシアではドイツから伝わったとされる綿から人形をつくり着色する技法があります。その技法を使った人形のほか、ペーパーマッシェで絵本に出てきそうな子供たちを立体化。詩情溢れる北国の作家がつくる世界をブランド名にしたのが、500エスキモーです。
モスクワ在住の陶芸家。ソビエト連邦時代より釉薬を使ったロシアの典型的な技法で動物や人の作品を多く手がけています。陶芸家としてロシアのプロ作家連盟に登録されています。
1982年 ロシア・スヴェルドロブスク生まれ
ニズィニタギルで、絵画教師になるための教育を受けた後、グラフィックデザイナーとして働く。現在は主婦であり、人形作家として活動中。
本展出品の「Cat-Deer(猫鹿)」は、作家が飼っている猫にヒントを得て描いた想像上の生き物です。
1982年 ロシア、パーム生まれ
校閲者となる教育を受けたあと、ウラル州立美術建築アカデミーで被服、装飾アクセサリーを学びました。主に布で動物をテーマにしたクラフト作品を作り続けて10年になります。
今回出品の作品は、本会場にもあるディムコヴォ村の土人形をモチーフにしています。
スタジオクーカは様々なハンディキャップを持った人が、その人の好きなこと・得意なことで活躍する、仕事を得ることを目的に活動する福祉施設です。
絵画・創作・オリジナルグッズ製造・展示販売やパフォーマンス活動を行っています。
ロシアの伝統的な柄、ソ連時代のビンテージリボンを会場で販売いたします。